台湾での食体験をもっと深く!大根餅や胡椒餅、麻油鶏など、観光客にはあまり知られていないマニアックな台湾料理を6品ご紹介。
地元の味を堪能しながら、台湾の伝統と文化に触れてみませんか?
- 定番よりも少し踏み込んだ台湾グルメ
- 麻油鶏(マーヨージー)
- 大根餅(ローポーガオ)
- 雞肉飯(ジーロウファン)
- 胡椒餅(フージャオビン)
- 蒸し鶏(ツェンジー)
- 台湾粽(ちまき、ツォン)
- 台湾グルメは奥が深い
定番よりも少し踏み込んだ台湾グルメ
台湾グルメといえば小籠包や魯肉飯などが有名ですが、少しマニアックな台湾料理も探してみるとユニークな食材や調理方法に驚かされるはずです。
今回は、その中でも観光客にはあまり知られていない「ちょっと通好み」のラインナップです。
ここでは、それぞれの料理について詳しく紹介していきます。
麻油鶏(マーヨージー)
麻油鶏は、ゴマ油で鶏肉を煮込んだスープ料理で、寒い季節にぴったりです。
ゴマ油の香ばしい風味と生姜のピリッとした辛味が効いており、体を芯から温めてくれます。
栄養価も高く、体調管理や冷え性の改善にも良いとされています。台北の夜市などでは、薬膳効果のある料理としても人気です。
大根餅(ローポーガオ)
大根餅は、台湾だけでなく中華圏全体で食べられる定番料理ですが、台湾式の大根餅は、風味や食感に工夫が施されているのが特徴です。
大根と米粉を混ぜて蒸し上げた生地を、こんがり焼いて仕上げます。
外はカリッと、中はもっちりとしていて、大根のほのかな甘みが感じられる一品です。
夜市でも朝食屋でも手軽に味わえるのが魅力です。
雞肉飯(ジーロウファン)
雞肉飯は、鶏肉を乗せたシンプルなご飯料理で、特に嘉義(かぎ)という地域が有名です。
蒸した鶏肉をほぐし、ご飯の上に乗せてから香り高い鶏油(鶏の脂)をかけて食べます。
シンプルな見た目ですが、鶏肉の旨味がしっかりと感じられる深い味わいです。
タレの染みたご飯との組み合わせが絶妙で、台湾で根強い人気を誇っています。
胡椒餅(フージャオビン)
胡椒餅は肉まんのような生地に豚肉の餡とたっぷりの胡椒、ネギを詰め、窯で焼き上げた台湾独特の料理です。
生地はパリパリ、中はジューシーで、胡椒のスパイシーさが病みつきになります。
夜市の屋台でよく見かけられる人気の一品で、焼きたての香ばしさとジューシーな餡がたまりません。
蒸し鶏(ツェンジー)
台湾では蒸し鶏も家庭料理としてよく食べられています。
鶏肉はしっとりと柔らかく蒸し上げられ、シンプルながら鶏の旨味を最大限に引き出しています。
特に薬味にこだわり、ネギや生姜を添えて、香り高いソースで味付けします。
ヘルシーで食べやすいため、台湾の健康志向の方々にも好まれています。
台湾粽(ちまき、ツォン)
台湾のちまきは、日本のものとは少し異なります。
何が違うかというと、竹の葉で包まれたもち米の中に、豚肉、しいたけ、卵黄、ピーナッツなど、具がたっぷり入っているのです。
味付けは醤油ベースでしっかりとしていますが、具材によって甘味や香りが加わり、食べ応えがあるのが特徴です。
家庭で作る習慣もあり、地域ごとに味が異なるので、台湾を巡る際には様々な味を試してみるのも楽しみのひとつです。
台湾グルメは奥が深い
これらの料理は、観光地ではなく地元の食堂や夜市などで出会えることが多く、それぞれに台湾の生活や伝統が根付いている一品ばかりです。
台湾を訪れた際は、ぜひこれらのマニアックな料理に挑戦してみてください!