日本から近く、食文化や歴史、美しい自然を楽しめる魅力的な旅行先、台湾。また、現地でのスムーズな旅行のためには、いくつか注意すべきポイントを押さえておくと安心です。この記事では、台湾旅行で気をつけたい注意点をまとめました。
- 台湾は多言語国家!
- 交通ルール
- 衛生面
- 支払い方法
- チップ文化
- 気候と服装
- 宗教や文化への配慮
- 治安
- 緊急連絡先
- まとめ
台湾は多言語国家!
メインで使われる言語は中国語
台湾では中国語を公用語としています。それは、繁体字で書かれ「台湾華語」と呼ばれます。
中国本土の言語よりも漢字の画数が多かったり、言葉の言い回しが少し異なります。
台湾で古くから使われる「台湾語」
現在ではお年寄りを中心に使われており、30%が台湾語を話しているそうです。
南部の方が北部より台湾語を話す人が多く、台北や若者の中には全く話せない方もいます。
台湾原住民による言語
台湾の原住民の人たちだけが話すことのできる言語です。割合で言うと2%ほどになります。
台湾人の英語レベル
若い人を中心に英語を話せる人が多いです。ですが、必ずしも全員が話せると言うわけではないそうです。英語力の平均レベルは日本人と同じくらい、もしくはやや高いと考えられます。
交通ルール
台湾の交通事情は日本と異なる点が多くあります。
歩行者優先ではない
車やバイクの通行が優先されることが多いため、横断歩道を渡る際は特に注意が必要です。
信号が青でも、周りをよく確認して渡るようにしましょう!
タクシー利用時の注意
乗車前に行き先を伝え、料金メーターが動いていることを確認しましょう。
また、タクシーの支払いは現金のみのことが多いです。
スマホが使える方は、Uberの利用がおすすめです。場所を口頭で伝える必要がなくキャッシュレス決済ができます。
電車やバスでの移動は「悠遊カード」が便利
台湾では、日本のSuicaと似た交通カードが存在します。
その名は、「悠遊卡(ヨウヨウカー)」。
バスとシェアサイクルは「悠遊カード」の使用が必須です。台湾旅行でもタクシー以外の乗り物を多く使用する場合は、持っておくことを強くお勧めします。
バスに乗る時は、手をあげる!
バスに乗る際には、バス停でただ待っているだけだとそのまま通り過ぎてしまう場合があるのです!しっかりと手をあげて、乗りたい意思を伝える必要があります。
衛生面
台湾は比較的清潔な国ですが、日本とは異なる部分もあります。
水道水は飲まない
飲料水はミネラルウォーターを利用しましょう。
理由としては、水道管が老朽化していたり、貯水タンクの衛生状況がよくないことが挙げられます。
お水はホテルの無料ボトルや、コンビニで簡単に購入できます。
夜市の屋台グルメ
美味しい屋台料理がたくさんありますが、衛生状態が気になる場合もあるかもしれません。
気になる方は、清潔感のあるお店を選ぶと安心です。
支払い方法
夜市では現金が主流
台湾では現金が主流ですが、近年では電子マネーも普及しています。
カードも使用できる店舗が増えていますが、屋台や小さな商店では現金のみのところも多いので、小銭を用意しておきましょう。
チップ文化
台湾はチップ不要
基本的にチップの習慣はありません。
ただし、高級レストランやホテルではサービス料(通常10%)が料金に含まれていることがあります。
気候と服装
夏場は入念な暑さ対策を
日本より温暖で、特に夏は蒸し暑くなります。
南方などの場所によっては40度近く行く場合もあるため、本当に注意してください。
• 夏(6~9月):軽装+日焼け対策(帽子、サングラス、日焼け止め)
• 冬(12~2月):比較的温暖ですが、室内は寒いことがあるので薄手の防寒具を用意しましょう。
また、雨が多い地域でもあるため、折りたたみ傘やレインコートがあると便利です。
宗教や文化への配慮
台湾の寺院はとても神聖
台湾には多くの寺院があり、訪れる際には礼儀を守りましょう。
• 寺院内では大声を出さず、写真撮影が許可されているか確認してください。
• 参拝の際は順路に従い、帽子を取るなどのマナーを心がけましょう。
・おみくじやお参りなど、事前に手順や方法をしっかりと確認しておきましょう。
治安
スリに注意!
治安は比較的良好です。ですが、観光地や夜市など人が多い場所ではスリに注意が必要です。
貴重品は体に密着するバッグに入れ、油断しないようにしましょう。
緊急連絡先
台湾旅行中に困ったときのために、以下の連絡先をメモしておきましょう。
警察
台北市政府警察局 外事服務站
02-2556-6007
※中国語・英語・日本語対応、24時間
台中市政府警察局 外事科外僑服務専線
0922-958-110
※中国語・英語対応、24時間
高雄市政府警察局外事科外事服務站
07-215-4342
※中国語・英語対応、24時間
パスポートの盗難、紛失
日本台湾交流協会 台北事務所
02-2713-8000
※平日 9:00~11:30、13:30~17:00(土日及び台湾の祝祭日は休み)
観光局ホットライン(フリーダイヤル)
トラベルサービスセンター
0800-011‐765
※中国語、英語、日本語、韓国語、24時間
まとめ
親日的で旅行しやすい国である台湾ですが、現地の文化やマナーに配慮しながら旅を楽しむことが大切です。事前準備をしっかり整え、楽しい思い出を作りましょう!
旅行を予定している方は、参考なれば嬉しいです。